プロフィール
- 矢野佑磨 医員
- 入局年度:2021年4月(令和3年)
- 奈良医大卒業
- 勤務医の父、母、姉の4人家族
「医師を目指したのは」多感な中学2年生の時期
実は、中学生の時には、「建築デザイナーになりたい」という、全く違うことも考えてました。
勤務医だった父には、病院を継がねばならないということもなかったので、
特に「医師になってほしい」という意向もなく、
将来の職業としては、何でもいいと言われていました。
子供〜学生時代
僕は小中と公立で、学校で勉強はしますが、学習塾に行くわけでもなく、医師になろうとガツガツと学んだわけではありませんでした。
小学校の時から友達付き合いがよく、放課後は公園などで集まって何かしら遊んだり、やはりゲームをしたり、よく遊んでいましたから。スポーツは習い事のような感じで、剣道やスイミングでしたね。
高校では勉強についていけず、どちらかというとフォークソング部でギターを弾いたりして、友達と楽しんでしまって~
卒業してからです、受験勉強に励んだのは。さすがに独学は難しいですし、予備校へ通い「奈良医大」に進学しました。
医師を目指すきっかけとなった出来事
中学2年生の時、突然、同級生の友達が亡くなってショックを受けました。
今、医師として現場でまさに命にかかわっているわけですが、さすがに中2の時に同級生が脳腫瘍で亡くなったという事実は、未だに忘れられません。
このことが何よりも、脳神経外科医を目指そうと思いはじめるきっかけとなりました。
父が医師だったことで、だいたい医師がどういう働き方になるのかというイメージはできていたのもありますし、スーパードクターの福島先生のことをテレビで観て影響を受けて、方向性を見出したような感じです。
とにかく、いろいろローテーションで回って、経験してみてほしい!
そうすると、どの科も面白いんですよ!
医師として働くにあたって、どの科であることが重要なのではなく
「自分が後悔しないことが大事だな」と思えたので。
脳神経外科はしんどい?
なぜか、脳神経外科はしんどいとか大変だとかいう印象があるようですが、先の話と同じことで、他の科と同じです。
例えば、女性に優しい麻酔科だとか放射線科だとか言われるようですが、どこだって9時~5時で終わるわけでもなく、どの科だから自分の生活が守れるということではないです。真剣にやればどこも同じです。
僕はまだ入局して間もないので、確かに毎日雑用も多いですが、どこもそうです。
ここは研修に回ってくる数が少ないのです。その特殊性にあるのかと思いますが、特別にしんどいという訳ではないので、ぜひ来てほしいです。
自分もいろいろ回って良かったですし、たくさん回るほうが最終的な判断がしやすいと思います。
それにここは少人数で回しているというのもあって、研修医に来てほしいです(笑)
成長を感じる喜びは大きい、奈良医大ならでは
脳神経外科はその専門性から、いろいろな専門分野の先生がいます。
研修の時から凄さを感じていた人を、今は身近に感じられてうれしいですよ。
ほかの仕事と違って(僕は医師以外の仕事はしたことがなくて申し訳ありませんが)、誰とでも交代できる仕事ではないです。
国家試験に合格しても、現場の知識や技術が毎日足りないと感じます。新しい学びは医師という仕事にこそあり、創造性があって、時間を無駄にしたくない、昨日より今日の自分は賢いと思います。
僕は大阪在住ですが、奈良医大を選んだのは、外様になるよりはやはり出身大学というのもありました。
また、阪大系列なども含め、大阪の病院との連携も深く、関連病院が多いのも良い点です。
学会の主催も結構あってしっかり学べる環境にあるばかりか、実は人柄の良い先生ばかりで、雰囲気が良いんです。
なので、なんでも聞きやすくて、人間関係の良い場所で贅沢に過ごせていると思います。
メッセージ
とにかく、ぜひローテーションで脳神経外科にも来て、経験してみてください!
僕の後に続いて、若手の入局お待ちしています。