初期研修から手厚いサポート
初期研修の2年間のうち、私が脳神経外科を回ったのは1年目の最初の3か月間と2年目の中頃の2か月間でした。
初めの研修はオリエンテーションをやっと終え、右も左もわからない中で始まりましたが、初歩的なことも含め多くの事を教えていただきました。
日々のカンファレンスでは担当患者のプレゼンテーションや、手術の術前検討会でのプレゼンテーションなどを行い、自らの担当している患者について責任を持つ姿勢を学ぶことができたと思います。発表内容について一人では難しい部分もありましたが、オーベンの先生方に相談させていただくと快く応じていただきました。
求めれば求めるほど、多くの事を返してくれる研修
診療においては脳卒中の診察の仕方や、日常診療でもよく見る意識障害の見方など、今後に役立つ症例を多く見ることができました。
また、慢性硬膜下血腫の穿頭洗浄術などでは執刀医の立場として手術を行わせていただいたことなどが思い出深く残っています。
3か月の研修期間はあっという間で、まだまだ学び足りないという思いから2年目にも研修をさせていただくことにしました。
2年目の研修ではさらに主体的に担当患者を任せていただけるようになり、また、研修の終わりごろには開頭術の執刀を行わせていただくなどさらに多くの手技を行わせていただくことができました。 脳外科の研修は求めれば求めるほど、多くの事を返してくれる研修だと思います。
将来像として脳外科を考えている人だけでなく、外科全般を考えている方、また、外科以外を考えている方でも卒中や意識障害の診療など得ることの多い研修になるかと思います。