2020 年 1 月 1 日から 2021 年 5 月 31 日までに脳卒中のために入院加療を受けた患者さん
研究協力のお願い
当科では「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に脳卒中を発症した患者の臨床的特徴を明らかにする研究」という研究 を行います。
この研究は、他の研究機関との共同研究として、2020 年 1 月 1 日より 2021 年 4 月 30 日までに奈良県立医科 大学付属病院脳卒中センターにて、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に脳卒中を発症した患者の臨床的特徴を調査 する研究で、研究目的や研究方法は以下の通りです。
本調査で用いた情報は、共同研究機関へ提供させていただきます。直 接のご同意はいただかずに、この掲示によるお知らせをもってご同意を頂いたものとして実施されます。皆様方におかれ ましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。
この研究へのご参加を希 望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究資料の閲覧・開示、個人情報の取り扱い、その 他研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。
- 研究課題名:新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に脳卒中を発症した患者の臨床的特徴を明らかにする研究
- 研究期間:実施承認日〜2021年5月31日
- 研究責任者:奈良県立医科大学付属病院 脳神経外科 山田 修一
- 対象患者:2020 年 1 月 1 日から 2021 年 5 月 31 日までに脳卒中のために入院加療を受けた患者さん
- 研究の意義、目的について:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)の拡大は、勢いを増し、国民の健康、経済、医療に甚大な影響 を与えています。我が国の未曽有の国難と言っても過言ではないとも言えます。COVID-19 の重症患者は、高齢、男性、 高血圧、糖尿病、腎機能障害、心臓病を有することがリスクだと言われていますが、脳卒中と COVID-19 の関連は限られ た報告しかないのが現状です。COVID-19 陽性例の脳卒中患者の臨床的特徴を明らかにすることを目的とします。
- 研究の方法について(研究に用いる試料・情報の種類および外部機関への提供について) :
2020 年 6 月 1 日~2021 年 5 月 31 日までに奈良県立医科大学付属病院脳卒中センターにて、新型コロナウィルス感染症 (COVID-19)に脳卒中を発症し、入院加療を受けられた患者さんについて、以下の試料・情報を収集、使用します。
・試料:なし
・情報:年齢、性別、血圧値、内服歴、脳卒中の治療経過、採血結果、画像所見、転帰等
これらの情報は、書面にて記載され、セキュリティ管理された PC 上に入力を行い、研究グループが管理する PC へ収集さ れます。登録データはアクセス制限によりシステム管理し,システム管理者のみがアクセス可能なセキュリティ措置を講 じた PC 内で管理します。各研究機関から収集された情報を用いて、研究グループが統計解析し、COVID-19 に脳卒中を発 症した患者の臨床的特徴の検討を行います。 - 共同研究機関(試料・情報を利用する者の範囲および試料・情報の管理について責任を有する者) :
研究代表機関:日本医科大学大学院 神経内科学分野
研究全体の責任者:京都大学大学院 脳神経外科 教授(日本脳卒中学会理事長) 宮本 享、日本医科大学大学院 神経 内科学 教授 木村 和美
その他の共同研究機関:日本脳卒中学会が認定した全国の一次脳卒中センター900 以上の施設 - 個人情報の取扱い:研究にあたっては、個人を直接特定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。その 他、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(文部科学省・厚生労働省)」および「同・倫理指針ガイダンス」に則 り、個人情報の保護に努めます。
- 研究成果の公表について:この研究成果は学会発表、学術雑誌などで公表します。
<問い合わせ先>
奈良県立医科大学附属病院 脳神経外科 学内講師 山田 修一
電話:0744-22-3051(代表)
FAX:0744-29-0818
Mail:syamada@naramed-u.ac.jp