公立大学法人 奈良県立医科大学脳神経外科

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神経内科入局のY先生

2019年05月08日

私は神経内科への入局を決めた後に脳神経外科をローテートしました。

脳卒中センターでの共同診療

2017年10月より脳卒中センターが始まり、脳神経外科と神経内科で脳卒中の診療にあたるようになりました。

脳卒中センター開設後は、これまで脳神経外科で主に診療されていた脳出血やくも膜下出血で搬送される患者さんを、神経内科でも診療する機会が増えることから、初期研修中に脳神経外科で勉強しておきたいと考えました。

他局からのローテート参加の勧め

ローテートを決める際には、脳神経外科への入局を考えている人以外はあまりローテートしているイメージがないな、糸結びや縫合がうまくできないけれど大丈夫だろうか、と不安がたくさんありました。しかし、研修が始まるとどの先生も温かく迎えてくださり、血管の走行や脳のどの部位がどんな機能を有するかなど手術を行うにあたって考えるべきことや実際の手術手技、術後の管理、創部処置まで、ひとつひとつ丁寧にご指導いただきました。

脳卒中や難治性てんかんで焦点切除術を行う症例、神経内科からの紹介で脳生検を行う症例など、今後の進路を踏まえて入院担当や手術を割り当ててくださり、6週間という短い期間でしたが、充実した研修を行うことができました。

脳神経領域に興味がある人はもちろん、どの科に進むとしても、神経学的所見の評価や脳卒中の初期対応は学んでおいて損はありません。

脳神経外科での研修は、とてもよい経験になると思います。脳神経外科の(神経内科もあわせて)ローテートをお勧めします。

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