奈良県立医科大学脳神経外科は常に国内最高レベルの医療を提供するために、脳神経外科の各分野において最先端の研究を行い、治療を実践しています。

  images_01   脳卒中の分野では動脈瘤のコイル塞栓術や頸動脈ステント術、tPAを用いた血栓溶解療法に加えてカテーテルを用いた血栓回収療法が最先端のデバイスを準備して常時可能な状態になっております。

 

また、頸動脈内膜剥離術(CEA)や動脈瘤のクリッピング術も神経モニタリングシステムにより極めて安全に治療が遂行出来るようになっています。
脳腫瘍では内視鏡を用いた下垂体・頭蓋底手術を早期から導入しており、手術数は日本でも有数です。

 

正常脳組織に浸潤する脳腫瘍に対する覚醒下手術は世界的権威であるフランス・モンペリエ大学のデュフォー教授の下で研鑽を積んだ松田医師のグループが麻酔科と協力し多くの治療実績を積み重ねています。

 

小児脳外科疾患に対しては関西の治療拠点として中心的な役割を担っており、未熟児脳室内出血に対する早期の血腫溶解療法の試みは、水頭症を避ける画期的試みとして世界をリードしています。

 

難治性てんかんに対する外科治療は、治療が必要とされる患者さんに十分に治療が提供されていない重要な分野です。大切な脳の機能が失わる前に治療を行えるよう、正確な診断を行う為の脳波モニタリングや、より適切な外科治療を施すための硬膜下電極留置によるモニタリングを行う為の設備とシステム、さらに外科手術のノウハウを脳神経外科のてんかん外科チームは備えています。

 

脊椎脊髄外科は長年培われた神経学的診断に加えて、現代の医学において最も進化したと言われるMRなどの画像診断技術を駆使して正確な局在診断の下、より低侵襲な手術手技が可能になったことから劇的な治療成績の改善が得られるようになっています。

 

更に、新たに開発されたインストゥルメンテーションは補完的な複合的治療にも応用され、以前は治療困難であった疾患をもつ患者さんにも福音となりつつあります。

 

他にも、正常圧水頭症や認知症に対する外科治療、放射線治療科の協力を得て行う脳腫瘍に対する定位放射線治療(ノバリス、ガンマナイフなど)や、新しい化学療法(アバスチン、ギリアデルなど)、機能的疾患に対する脳深部刺激療法(DBS)やボトックス療法など全ての脳神経外科領域に於いて最先端の医療を提供できる体制を我々は用意しています。

 

常に世界の最先端であるために、研究や教育的な試み(基礎実験や留学による学術交流)が重要であると考えています。水頭症の本質を突き止める為の地道な臨床研究など、将来の治療につながる多くの基礎研究や臨床研究が現在当教室において行われています。

 

国際的な交流においても、海外からの留学生をヨーロッパだけでなく、広くアジア各国からも受け入れることによってグローバルワールドに於ける科学技術の発展を双方的性に推進していけると考えています。これらの治療や研究へのチャレンジが、現在そして将来にわたって奈良県および日本国民に対する地域医療に対して良い形で貢献となってくれることを我々は信じています。

 

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